「企業チームの2面性」〜メリットこそデメリット〜

どうもこんにちわです!!

 

昨年の9月に華やかに開幕したバスケットボールの新リーグ「B.LEAGUE」!!

 

元々企業チームが主体だったリーグ「NBL」と

プロチームが主体だった「BJリーグ」が

実質合併してできたのですが、

2リーグ時代は

「実力のNBL」

「人気のBJリーグ」

ともいわれていました。

 

今現在のBリーグの順位表をみてみても、

上位には元NBLのチームがいて、やはり

NBLの方に良い選手が集まっているようです。

 

なんでNBLの方に良い選手が集まっているかというと、答えは簡単です。

「お金があるから」です!!

NBLに所属していた企業チームはトヨタ自動車だったり三菱、日立、東芝など日本を代表する企業を親会社に持っている事から

親会社から予算が配られ、チーム自体で稼がなくても良いので、

選手の待遇も遥かにNBLの方が良かったのですね。

 

これだけを聞くとなんだかNBLは何だかズルいような気がすると思いますが、

そんなことはありません!!

 

日本ではバスケットボールを観戦するという文化は全く根付いておらず、正直純粋なプロのチームを運営していくのは今は無理だと思います。

運営できたとしても、広告効果の見返りを一切求めないほぼボランティアのようなスポンサーについてもらってやっと選手給料など払えます。

 

こういった現状があるので企業チームがあることで選手達に良い待遇でプレーさせることができて、それによって競技レベルも保てると思います。

 

BリーグはJリーグを模範にしたと言われていますが、

そのJリーグのクラブを見てみると、一見自立して運営しているように見えますが、

実際全然違います。

 

J1クラブの多くは親会社がいて、

例えば

柏レイソルは「日立製作所」

ガンバ大阪は「Panasonic」

川崎フロンターレは「富士通」

大宮アルディージャは「NTT」

上記のクラブの年間収入は35億〜50億くらいなのですが、そのうち親会社は広告料の名目で10億~15億は確実に出しています。

 

ものすごく依存していますし、この親会社がもしも撤退したとしたら、確実に弱体化します。

 

現在J2にいる「東京ヴェルディ」がまさにそうなりました。

親会社だった日テレが撤退した途端、

年間収入は40億から現在は10億ちょっとまで

下がってしまい、かつてのような補強など出来ず、J1に上がれずにいます。

 

親会社に支えられると、チームを単純に強くできるのはメリットだと思います。

デメリットは「一本柱なので折れたら終わり」ということです。

 

企業チームをこれからどうやって扱っていくのかで日本のスポーツは大きくかわるんじゃないでしょうかね。

 

今回はこの辺で!!

ではまた!!